外壁塗装の作業工程『養生』の必要性とは?

養生の必要性

外壁塗装においてより満足度の高い仕上がりを目指すためにも、必要性が高いのが「養生」です。

一方で、必要性が高いにも関わらず、見積もり段階では見ていない人も多く、相場も知らない人が多いです。
今回は外壁塗装における「養生」の必要性や相場について詳しくご紹介します。

外壁塗装における養生の必要性

外壁塗装において養生は注目されにくく、そこまで必要性を感じられないという方も多いのではないでしょうか。

一方で、近年では家庭でのDIYも流行ってきており、ペンキでの塗装などを経験したことのある人は、塗装において周囲に養生を施すことの必要性を身に染みて感じている人も多いでしょう。

外壁塗装では必ず必要となる作業項目になりますので、どのような作業なのかを確認しておきましょう。

養生とは

そもそも外壁塗装における「養生」とは、塗装する部分以外の住宅部分や外にある備品などに外壁塗装の塗料が誤ってついてしまわないよう、ビニールなどで覆ってカバーすることを意味します。

養生①
養生②

こうしなければ、外壁塗装用の塗料は一度ついてしまうとなかなか取れない場合もあり、変な部分に色がつくと見た目も悪くなります。
さらに、塗料が外壁塗装で付着することで、機能性が失われる危険性があるものもあるので、とても必要性の高い工程です。

例えば、エアコンの室外機などは外にありますので、しっかりと養生して施工する必要性があります。
外壁塗装においては、その他にも家の周りにあるエコキュートなどの様々な施設、設備、部品をよける必要があります。

これらを外壁塗装によって壊さない、機能を損ねない為にも養生の必要性がとても高いのです。

養生ってなにをするの?

具体的に養生作業で何をするかというと、透明のビニールなどを養生用のマスキングテープなどを使ってカバーしていきます。
養生用のテープははがしても痕が残らず、簡単にはがせる上、きちんと付着するので作業中にはがれないようになっています。

外壁塗装において養生することが多いものは、やはりエアコンの室外機やエコキュート、ガス給湯器、あとは窓などですが、その他にも植物が挙がることもあります。
植物の場合はあまり長期間ビニールで覆うと枯れてしまう恐れがある為、塗装が終わり次第すぐに養生をはがす必要性があります。
その他にも、家の横に駐車場がある場合で、塗料が誤って付着する可能性がある場合は、車なども全体的にビニールで覆うといった養生の必要性があります。

外壁塗装で養生を行うメリット・デメリット

それでは外壁塗装の工事における「養生」のメリット・デメリットについて紹介します。
まとめてみていきましょう。

外壁塗装で養生を行うメリット

養生における最大のメリットは仕上がりの綺麗さです。

例えば、ペンキをある一面の壁だけに塗ると想像してみましょう。
そこで何も養生せずにペンキを塗ろうとすると、まず刷毛から垂れ落ちたペンキが足元に落ちて汚くなります。
さらにペンキのついた刷毛を動かしているうちに、ペンキが飛び散って隣の塗るはずではなかった壁に色が付着します。
スプレーガンを使用した吹き付け塗装であればなお塗料の飛散がおおいものですから、養生の必要性がさらに高まります。
塗っている壁のそばに物があればペンキが落ちてかかってしまいます。
さらに、壁一面だけなので、隣の壁との境を塗ろうとした際に、隣の壁にも若干、刷毛が当たってペンキがついてしまいます。

このように養生を何もしていない場合、塗料が誤ってついてしまう危険性はとても高いです。
塗料がついては困る物や、塗料を塗らない部位との境目などに養生をすることで、外壁塗装の仕上がりが綺麗になり、周りに塗料が付着することを防げます。

また、もし養生をしないで外壁塗装工事を行おうとすると、業者はなるべく塗料が飛散しないように塗装作業をしてくれることでしょう。
しかし、塗料を塗る行為だけに集中できなくなる以上、仕上がりが悪くなったり工事不良が起きる恐れがあります。

ですから外壁塗装において養生の必要性はとても高いのですね。

外壁塗装で養生を行うデメリット

デメリットとしては、その分費用と時間がかかることです。
養生作業にはそれなりの費用がかかりますし、家の外周が大きくなればなるほど費用や時間がかかります。
養生の必要性や役割を考えれば、高すぎる費用ではありませんが、相場を知っておき、必ず見積もりで確認して、きちんと養生を行ってもらうようにしましょう。

さらに、デメリットとして窓をビニールで覆うので、施工の間窓が開けられません。
夏場の外壁塗装では窓が開けられずに暑苦しくこともありますが、業者に相談すれば多少は空気の入れ替えができるように調整してくれる場合もあります。
これも必要性を考えれば大したデメリットではありませんが、必要性を知らないままだと不便に感じる人もいるようです。

養生の丁寧さが外壁塗装の仕上がりを左右する

必要性がわかれば養生ができるだけ丁寧に行われることの必要性もわかりますよね。
さらに養生の丁寧さを見ることで、その業者の施工の丁寧さも予測ができます。
養生③
外壁塗装をお願いする際には、他の家の塗装事例などを見る際、写真では特に養生をどのように行っているかをみると良いでしょう。
また、まだ外壁塗装をどこにお願いするか決めていない段階では、見積もりで入っている養生の項目についてきちんと質問し、値段はもちろんですがどのように行うのか、どれくらいの時間をかけて行うかなどをチェックしましょう。

すると、意外と業者ごとにどれくらいの養生が必要か、目算が大きく異なる場合があります。
手が速いことは大事ですが、目算であまりに早いスピードで養生を終わらせようとする場合は養生の必要性を業者が軽視している可能性があります。

養生をどれくらいの時間をかけてどのように行うのか、必要性について十分に理解した業者かどうかを探りつつ、丁寧に外壁塗装してくれる業者を選びましょう。

養生の相場

外壁塗装の養生の相場を知っておくと、見積もりの相場の見方もわかり、全体的な相場がつかめて交渉などがしやすくなります。

養生の相場は一般的な住宅でおよそ4万円から6万円ほどで、養生をする面積によって相場は異なります。
外壁の平米数によって計算されますが、覆うべき植木や植物などがたくさんあったり、窓がたくさんあったりする場合などは相場にプラスで養生費がかかる可能性があります。

また、すでに相場よりもかなり安い養生の見積もりを出している場合は、なぜ相場よりも安いのか具体的な方法を聞いてみましょう。
逆に相場よりも高い養生の見積もりを出している場合、相場よりも高い理由を聞いてみると、実はその外壁塗装業者ならではの丁寧なやり方によるものである可能性があります。

養生塗装

金額が高くなるからと言って養生をする面積を減らすことはやめましょう。
外壁塗装業者の作業効率が下がりますし、塗料が必要ない箇所に付着したとしても文句は言えませんし、業者が補償してくれることもありません。

付帯部塗装も外壁塗装と同時に行いましょう!

外壁塗装では付帯部と呼ばれる、雨樋や破風板の塗装も一緒に行うのが一般的です。
費用を抑えようと考えて付帯部塗装はしないという方も中にはいらっしゃるのですが、実は付帯部塗装をするのとしないのとではあまり費用が変わらない場合が多いのです。

付帯部塗装をしないとなるとその部分は塗料が付かないようにしなければなりません。
養生費を決めるのは養生の範囲ですので、付帯部の分だけ養生作業が必要になるため、結局養生費が高くなって外壁塗装の費用が高くなるのです。

せっかくの外壁塗装ですので、付帯部塗装も一緒に行うことをおすすめします。

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