外壁塗装の仕上げ方法の種類

仕上げの種類まとめ
この記事を読んで分かること
  • 塗装の仕上げに関する基礎的な知識が分かる
  • 仕上げの方法や種類(外壁のイメージ)について

塗装の基礎知識

作業道具イメージ

住宅などの外壁には、仕上げとして外壁塗装を行います。
その目的は、風雨や紫外線などの環境から家を守ることと、デザイン性を高めることです。

外壁の仕上げには塗装以外にも、工場で作ったボードを張り付けるだけのサイディングなどもあります。
外壁塗装をするにしても、スプレーガンで塗料を吹き付ける方法もあれば、ローラーや刷毛などで塗る方法もあり、どの塗料をどんな方法で塗るかによって仕上がりに違いが出てきます。

塗装の基本的な種類

外壁塗装の種類には、

  • 吹き付け
  • 手塗り
  • サイディング

以上の分類があります

「吹き付け」はスプレーガンで塗料を吹き付けて仕上げる方法です。
砂のようなものを混ぜたり、吹き付けた上からローラーでつぶしたりして模様をつけることもできます。

「手塗り」はローラーや刷毛、コテなどを使って塗料を塗って仕上げる方法です。
こちらも、素材の違いだけでなく、塗り方によってデザイン性を持たせることが可能です。
ただし、職人の腕によって外壁塗装の仕上がりがかなり左右されるので、熟練した職人に頼むことが大切になります。

吹き付けタイル(中粒仕上げ):塗装の仕上げ方法の種類

ボンタイル
(図)ボンタイル

ボンタイルとも呼ばれる模様を付けた外壁塗装の工法で、住宅には広く使われている一般的な仕上げになります。
吹き付けによる塗装で、ベースとなる主剤を吹き付けて凹凸の模様を出してから、塗料で上塗りをしていきます。
表面に凹凸があって、触るとだいたいツルツルしています。
凹凸の頂点部分をローラーでならしたタイルヘッドカットにすることもあります。

また、しっかり固まる素材を使うこともあれば、ある程度弾力の残る弾性タイプもあり、弾性タイプのほうがひび割れなどができにくく、やや丈夫です。
外壁塗装としての耐久性は、上塗りに使う塗料に左右されますので、できればコストの安いアクリル系よりも、シリコン系の塗料を使ったほうが長持ちします。

外壁塗装として広く使われる工法なので簡単なように思われがちですが、凹凸がきれいに出るかどうかなどの仕上げのきれいさは職人の腕に大きく左右されます。

関連記事:外壁塗装の施工方法:吹き付け工法とは

リシン塗装:塗装の仕上げ方法の種類

モルタル:リシン
(図)リシン

新築などでも良く使われる外壁塗装の種類で、比較的コストが安いことでも人気があります。
塗料に細かい砂などの粒を混ぜて吹き付ける仕上げのことで、凹凸をつける工法です。

混ぜる砂や石の粒の大きさで模様の粗さに違いが出てくるので、イメージに合わせた仕上げにすることが可能です。
艶消しの表面になるため、ナチュラルな風合いを望む人にも好まれる傾向があります。

デメリットとしては、比較的耐久性が低く、ひび割れが起こりやすいことや、表面がザラザラしているために汚れが付きやすいことでしょう。
白など、汚れが目立つ色にする場合は、リシン塗装よりも表面がつるつるした塗装にしたほうが綺麗な状態をキープすることができるでしょう。

10年程度で塗り替えをするのが好ましいです。

関連記事:外壁塗装における『リシン』とは

スキン塗装:塗装の仕上げ方法の種類

スキン
(図)スキン

細かい石の粒を吹き付ける外壁塗装の工法で、塗料は糊の役割を果たします。
表面は石のざらざらした感じになり、高級感があるのが特徴です。

素材の特性上、目に見えないような小さな隙間ができることから、通気性がよく壁面の呼吸を妨げません
石材調の仕上げになりますが、そのぶん実際に触っても硬く、色や雰囲気も使う石や塗料などによってイメージ通りの仕上げが可能です。

外壁塗装にかかる費用はリシンに比べるとやや割高で、耐久年数もそれほど違いませんが、表面が劣化しても比較的わかりにくいのがメリットです。

スタッコ塗装:塗装の仕上げ方法の種類

スタッコ
(図)スタッコ

塗料に大理石や砂、貝殻などを混ぜて吹き付ける工法で、5~10mmと厚く塗るのが特徴です。
厚く塗るぶん、凹凸が大きく、より重厚な仕上がりにすることができます。リシンが比較的薄く均一な凹凸になるのに対して、不均衡な凹凸にすることでデザイン性を増した外壁塗装にもなります。

もともとスタッコとは化粧漆喰を使用した工法のことを指していましたが、現在でもセメントモルタルを使うようになっています。
ナチュラルで高級感のある仕上げになるものの、凹凸が深い分汚れが付きやすいのがデメリットです。
表面をローラーで押さえて仕上げのデザインを変える方法もあります。

サイディング:塗装の仕上げ方法の種類

サイディング
(図)サイディング

サイディングとは、外壁を塗装するというよりも、工場で作った外壁パネルを壁に貼っていく方法です。
現場での工事が簡単で模様が多彩なので、最近はモルタルよりもサイディングの住宅が増えてきています。

サイディングボードをいくつもつなぎ合わせて外壁にするので、その継ぎ目はコーキング材などで埋める必要があり、耐久性を増すために表面にさらに塗装を施すのが一般的です。

新築などの際はサイディングのほうが割安なのですが、補修が必要になる場合にはサイディングごと交換することになるので、メンテナンスの費用は高くなる傾向があります。

関連記事:外壁塗装における『サイディング』とは