【業者選び】アフターフォロー・保証が外壁塗装の技術の証になる?

アフターフォロー

外壁塗装の業者選びの際に一番気になるのはやはり価格だという方が最も多いことでしょう。
普段の買い物でも安いものがあればそちらに目が行きがちです。

しかし、外壁塗装においては価格だけで選ぶのは危険な行為です。
完成を見ただけでは実際の品質が分りにくいのが外壁塗装なので、見た目が良くても工事不良の可能性があるのです。

工事不良だった場合、保証を含めた『アフターフォロー』がしっかりしていると無料で直してもらったりできます。
アフターフォローがしっかりしている外壁塗装業者は品質に自信を持っていることも多く、業者選びの基準になりますので、チェックしておきましょう。

この記事を読んで分かること
  • 外壁塗装のアフターフォローや保証が必要な理由が分かる
  • アフターフォローの内容や保証の種類、条件が分かる
  • 実際の事例やトラブルから保証が受けられないケースを知る

なぜ外壁塗装ではアフターフォロー・保証が大切なのか

外壁塗装のアフターフォロー・保証

アフターフォローがあるのとないのでは依頼主としては安心感が違ってきます。
外壁塗装直後では仕上がりがきれいに見えていたものの、数ヶ月ですぐに「塗装が剥がれてきた」となった場合、点検や手直しが受けることができるのかとても重要になってきます。

外壁塗装業者としても、アフターフォローを設けていても技術が不足していたら、手直しばかり対応しなければならなくなってしまいます。
外壁塗装業者も慈善活動をしているわけではありませんので、利益が出ない仕事ばかりでは潰れてしまいますよね。
外壁塗装業者も保証やアフターフォローをしっかりと設ける分、作業に不備がないようにする必要があります。

つまり、アフターフォローが整っている業者は安心して外壁塗装を任せられると言えます。
万が一の備えとしてはもちろん、優良業者かどうかの判断材料としての意味から、アフターフォロー・保証などのサービスが大切なのです。

外壁塗装ではどんなアフターフォローサービスがあるのか

一口に外壁塗装工事後のアフターフォローといっても実際は何を行うのでしょうか。
アフターフォローの種類や内容を見ていきましょう。

外壁塗装のアフターフォロー【定期点検】

点検イメージ

使用する塗料の耐用年数にもよりますが、一般的には10年前後が外壁塗装の周期とされています。
外壁塗装業者の工事不良や手抜きがあると、10年も経たないうちに再塗装が必要になってしまいます。

工事不良があると施工後2~3年で塗膜の『浮き・剥がれ』といった不具合が起きやすい症状です。

定期点検の回数

業者によって回数は異なりますが、一定の基準を作って業者を判断すると良いでしょう。

例を挙げていきますと…

  • 毎年点検
  • 塗装後1年間は3か月、5か月、7か月ごとに点検
  • 1年、3年、5年、7年ごとに点検
  • 1年、5年ごとに点検

使用する塗料によっては耐用年数も異なるため、点検回数や年数に違いが出てきます。
いずれにしても優良業者であれば定期点検の回数も多くなると言えます。

浮き・剥がれの対策のためにも、施工完了後3年間は定期点検で業者に見てもらいたいものです。

定期点検の内容

様々な点検項目があります。
こちらも点検回数と同じように例を見ていきましょう。

  • 塗膜の浮きや剥がれの点検
  • 塗膜の劣化状況の点検
  • 色褪せやひび割れ点検
  • シーリングの状態の点検
  • 付帯部の状態の点検

外壁塗装では多くの箇所の塗装をしますので、点検箇所や項目も多くなります。
中でも特に塗膜の『浮き・剥がれ』がないかをチェックしています。
塗膜の『浮き・剥がれ』は外壁塗装の不具合において、業者が最も気を付けなければならない不具合だからです。

『浮き・剥がれ』が発生する原因は手抜きや工事不良によるものなので、優良業者であればアフターフォローを万全にして対応してくれるでしょう。

外壁塗装のアフターフォロー【保証】

アフターフォローイメージ

保証とは、外壁塗装の工事完了後に保証対象・保証範囲で不具合が起きた際に、なんらかの対応策を受けられるものです。
外壁塗装の場合、保証内容によりますが、塗装後数年以内に起こる塗膜の浮き・剥がれに対して手直し工事を行うといった、工事保証を設けている業者が多いです。

外壁塗装の工事には工事保証と製品保証の二種類あります。
保証対象や条件が異なりますのでそれぞれの違いを把握しておくことが大切です。

自社保証

外壁塗装業者自身が保証するのが『自社保証』です。
業者ごとに対象の範囲が異なります。
どの不具合に対して保証をしてくれるのかしっかりと確認しておく必要があります。

アフターフォローと併せて実施してる業者が多いです。

団体保証

外壁塗装業者が加入している団体・組合が保証してくれるものが『団体保証』です。
保証してくれる団体により保証範囲が異なります。

自社保証、団体保証共に工事内容に不備があった場合に適用される保証になります。

メーカー保証

メーカー保証は製品保証で、塗料メーカーが自社の塗料を使って塗装をした際に保証します。
塗料自身の不備により、施工完了後に不具合が発生した場合に塗料メーカー保証してくれるものです。
工事不良が原因の場合はメーカー保証は適用されません。

塗料の種類やグレードにより、保証年数が異なります。

実際は工事不良を認定するのは難しい

外壁塗装の不具合症状は複合的な要因で発生します。
そのため、不具合が発生したとしても経年劣化なのか、工事不良なのか等、原因を追及することが難しく、実際に保証対象として認定を受けることができないことが多いです。

しかし、すべての不具合で保証対象として認定を受けるのが難しいわけではありません。
ほとんどの『浮き・剥がれ』は工事不良が原因である不具合です。
2~3年以内にこの塗膜の浮き・剥がれが見受けられる場合は業者に相談して、アフターフォローをしてもらいましょう。

保証期間は長ければいいものでもない

中には保証期間を通常の物よりも長く設定している業者もいます。
塗膜の浮き・剥がれは工事不良が原因で発生し、外壁塗装後2~3年以内に起こります。
このような工事不良が原因だと断定可能な症状であれば、外壁塗装業者も対応してくれる場合が多いです。

しかし、その他の外壁の不具合に関しては、物がぶつかって傷がつくといったものや、年月が経って起こる劣化がありますが、これらの症状に対しては業者対応は基本的には難しいです。
塗装後5~6年以上経ってからの不具合は工事が原因だとは言い切ることが難しく、経年劣化である可能性も高くなります。
業者の中にはこれを利用して、例えば「保証期間は10年」と見栄えは良くして、実際は工事不良を認めないで手直しをしないという悪徳業者も存在します。

「保証は長ければ安心!」という短絡的なものではありません。
塗料の性能によって保証期間の長さは異なりますが、例えばシリコングレードの塗料で5年以上の保証期間があるといった、最低限の保証期間があることを確認することが大切です。

トラブル事例からアフターフォロー・保証の大切さを学ぶ

塗膜剥離

【画像:工事不良による早期の塗膜剥離】

外壁塗装の工事は、工事完了後すぐは外観もきれいになりますので工事不良があるかどうかは、まずわかりません。
しかし、工事不良や手抜き工事がされていると塗料の耐用年数よりも早く不具合や劣化症状がでてきます。

このような事態に備えてアフターフォローがあるわけですが、契約前にしっかりとアフターフォローの内容を確認していなかったせいでトラブルに巻き込まれてしまったという事例も多くあります。
アフターフォローの内容を確認するうえでの注意点やトラブルへの対処法を学んでおきましょう。

①書面でのアフターフォローや保証について提示されていなかった

口約束のみで業者から「しっかりアフターフォローしますよ」と言われていたが、いざ塗装の剥がれに気づいて相談したら「うちは保証はやってません」とつっぱねられてしまったというトラブル報告もあります。
驚くことにこのトラブルは少なくなく、業者に騙されてしまった方が多くいるのです。

このトラブルに巻き込まれないようにするには『口約束はしない』、『保証書の提出を求める』ことです。
しっかりと文面に残して、後から修正できないようにすることが大切です。

もし、保証書や文面の提出を拒否してくる業者であれば、契約する前に別の業者にも相談したほうが良いでしょう。

②業者の倒産により保証が受けられない!

実際に起こりうるトラブルです。
自社保証がしっかりしていた業者だったが、外壁塗装完了後2年目に不具合が発見されたので業者に相談しようとしたが、すでに倒産していて保証が受けられなかったというトラブルです。

この場合、業者選びの段階で避けることが難しいのですが、「第三者保証」を利用することでトラブルを未然に防ぐことができます。
第三者保証とは、団体保証のように組合や団体といった、第三者機関が取り扱っている保証で、これを利用すればたとえ工事してもらった外壁塗装業者が倒産していても保障を受けることができます。

③保証対象外の不具合だった

外壁塗装の工事の不備として認められずに保証を受けられなかったというトラブルです。
先ほどにも紹介しましたが、外壁塗装の不具合や劣化症状は発生原因を特定するのが難しく、保証を受けることができない場合も多いのです。

契約前に保証やアフターフォローの内容を確認して、自分が求めている保証が整備されているかで決めると良いでしょう。

関連記事:外壁塗装でのトラブルを紹介

まとめ:外壁塗装ではアフターフォローの内容を契約前に確認しておくこと

アフターフォローや保証でのトラブルに巻き込まれてしまう最大の原因は、その内容をちゃんと確認しておらず、「アフターフォローや保証があるから大丈夫」と勝手に思い込んでしまうことから始まります。
アフターフォローや保証について契約前に確認しておくことで、外壁塗装での失敗・トラブルを未然に防ぐことに繋がります。

外壁塗装の業者選びの際には、価格だけではなく、アフターフォローがしっかりしていて、かつ施工内容も充実しているかを見ておくことが大切です。

 

外壁塗装のいろは『完成編』に戻る