【疑問】外壁塗装・屋根塗装の『現地調査』はなにをするのでしょうか?

外壁塗装・屋根塗装のお見積もり依頼がありまして、先日現地調査に立ち会わせて頂きました。
外壁塗装・屋根塗装はお住まいの状態によって必要な工事内容が異なりますので、現地調査がとても大切です。

現地調査とは実際にお客様のお宅に向かい、外壁塗装・屋根塗装に必要な情報を確認するものですが、いざ業者が訪れるとなると何をするのか分からないので不安ですよね。

今回は外壁塗装・屋根塗装の際に必ず行う現地調査の実際の例を取って紹介、解説をしていきますので是非参考にしてください。

この記事を読んで分かること
  • 現地調査の役割・何をするのかがわかる
  • 実際の流れ、どのくらいの時間がかかるのかがわかる

外壁塗装・屋根塗装の『現地調査』とは?

点検イメージ
先ほどもお伝えしましたが現地調査は外壁塗装・屋根塗装をする上で非常に重要な作業です。
お客様のお住まいの情報を実際に見させて頂いて、家の大きさどのような劣化症状必要な工事作業を確認します。

外壁塗装・屋根塗装はお家によって状態が様々ですので、同じ大きさのお家がすべて同じ金額の見積もりになる、というわけにはいきません。
塗装面積をしっかりと計測して、外壁・屋根の症状を確認してそのお家に必要な作業を見極める、というのが現地調査なのです。

外壁塗装・屋根塗装の現地調査の1日

それでは先日見学しました現地調査の様子を紹介していきます。
まずは当日の流れを簡単にまとめてみました。


集合 9:45に楽ペン加盟業者と集合して今回のお客様宅に向かいます。
お客様に挨拶 本日はご主人が不在とのことで奥様にご対応頂きました。
気になる箇所のチェック お客様自身が気になる箇所がないか伺います。



1Fの計測・状態確認 メジャーを使って塗装面積を計測します。
玄関や窓等、塗装しない面積もしっかりと計測を行います。
2Fの計測・状態確認
屋根の状態確認 屋根の形状や劣化状況を確認します。
付帯部の確認 軒天や雨樋等、付帯部塗装の箇所の確認を行います。
現地調査結果まとめ 現地調査の結果を図面、チェックシートにまとめていきます。

外壁塗装の説明 資料を使って外壁塗装を分かりやすくご説明致します。
塗料の説明 塗料の効果の説明とお客様のご要望を伺います。

質疑応答 ご不明点に対して丁寧にお答えさせて頂きました。

ざっと大まかに上記のような流れでした。掛かった時間は約1時間程度でしょうか。

普段はもう少し短いようですが、今回は少々劣化の進んでいるお宅でしたので細部にまでよりチェックをする必要があったのと、お客様からもご質問がありましたので通常よりは長くなってしまいました。
業者によると、現地調査に掛かる時間はもちろんお客様の都合に合わせますが、お話させて頂くとご不明点をお持ちのお客様も多くいらっしゃるので、やはり1時間程度はお時間を見ると良いとのことでした。

それぞれの項目で具体的に何をしたのかを次に紹介していきます。

挨拶

当日はご主人様が不在とのことで奥様がご対応下さいました。
お忙しいところご対応頂きありがとうございました。

ご挨拶を済ませて、お住まいの中でお客様ご自身で気になるところがないかお聞きします。
築20年以上経っていて、一度も外壁塗装をしたことがないので全体的に劣化しているのが気になるとのことでした。

外壁塗装の簡単な資料をお渡ししてこれから現地調査をする旨を伝えます。
現場調査に立ち会う方もいらっしゃいますが、今回のお客様は室内で待っていて頂きました。

状態確認

これから実際に塗装工事を行うにあたって、塗装箇所の状態をチェックしていきます。

外壁塗装面積の計測

まず外壁塗装の現地調査で大切なのは塗装面積の計測です。
外壁塗装に掛かる費用は塗装面積に応じて変化しますので、外壁塗装工事を行うお家の外壁面積の大きさをはかることはとても重要です。
窓
ただお家の外周を計測するだけでは正確なものとは言えません。
上の画像のような窓や玄関、勝手口等の大きさも測り、それらを除いた面積が正しい外壁塗装工事の塗装面積になります。

こちらのお宅でも漏れなく計測して正確な塗装面積を割り出していきます。

1階と2階で外壁の形が異なるお家も多くありますので、お家の周りを2周してそれぞれ分けて計測します。

外壁の劣化症状の確認

外壁塗装の金額を左右する要素はもう一つあります。
それが外壁にどれだけ劣化症状が起きているかです。

今回のお客様のお宅では20年以上も塗り直しをしていないこともあり、多くの劣化症状が起きていました。

チョーキング現象

チョーキング現象
まず最初に見受けられたのがチョーキング現象です。
チョーキング現象とは古い塗料が劣化して表面に粉状になって表れる現象です。
手で触ると白い粉が付くのですが、ただの汚れではなくて外壁塗装の合図でもあります。

関連記事:チョーキング現象はどのお家でも起きる外壁塗装のサインです!

コケ・カビの繁殖
コケ・カビ
お家の裏側にはコケ・カビも多く繁殖していました。
北側やお隣のお家との近い外壁ではコケ・カビは発生しやすい箇所になります。

目地の劣化

コーキングの劣化

目地の劣化が進み、痩せて隙間が空いていることが確認できました。
このままでは内部に水分が侵入してサイディングボードを痛めてしまいますので補修が必要です。

外壁材の割れ

サイディングボード割れ外壁材であるサイディングボードが割れておりました。
サイディングボードの劣化が進み、ゆがみが生じたことで割れてしまったのです。

本来であればこうなる前に定期的に外壁塗装を施す必要があります。

関連記事:【保存版】サイディング壁の外壁塗装方法・注意点まとめ

屋根・付帯部の劣化症状の確認

屋根の症状も確認していくのですが、トラブル防止のために屋根に登ることはしません。
一昔前には「屋根の症状を確認する」と言って屋根に登り、お客様が確認していない状況で業者が屋根材を割って、屋根の補修工事を強制させる悪質な営業が流行っていました。

そのため、仮にすでに屋根が割れているお宅でも現地調査する業者が屋根に登って屋根を割ったということが証明できませんので、屋根には登らずに外から屋根の状態を確認するのが一般的です。

こちらのお宅では屋根も同じく塗り替えをしてきていないので、コケの繁殖や屋根材の浮きが目立つ劣化状況でした。
実際に屋根塗装工事をする際は屋根の浮きもしっかりと補修作業を施したうえで塗料を塗ります。

付帯部は材質が木でできている破風板と幕板の塗膜剥離がかなり目立っていました。
雨樋も色褪せていましたので、塗装工事を施せばお住まいの外観が一新されることでしょう。

図面を作成していきます

実際に計測した結果を元に図面を作成します。

現調図面

実は計測だけでここまで書き起こすことが出来るのです。
この図面をもとに塗装面積を割り出します。

黒い線が1階の外壁で、赤い線が2階の外壁を表します。
この図面からCADを使って正式な図面を作り上げていきます。

このほか、本日確認してきたお客様のお家の情報をチェックシートにまとめます。

お客様説明

現場調査が一通り終わりますと次はお客様に対して外壁塗装についてご説明していきます。
現地調査を待っている間に、事前にお渡ししていた外壁塗装の説明資料に一通り目を通して頂いていた用でした。
ですが外壁塗装を初めて考えている方でしたので、改めて外壁塗装について資料を使いながらご説明させて頂きます。

今回は外壁材にサイディングボードを使用していたこともあり、目地の補修(=コーキング)の大切さもお伝えしました。

外壁塗装で使用する塗料は今回はラジカル塗料を使用することをおすすめしました。
というのも、お客様の中には事前に調べていて「この塗料が良い」という要望をお持ちの方もいらっしゃるのですが、今回は要望も特になかったので、コストパフォーマンスの良い人気のラジカル塗料なら間違いないからです。

お客様もラジカル塗料は高性能だと思って頂けたようで、ラジカル塗料での見積もりを見たいとのことでした。

関連記事:最新技術を用いた『ラジカル塗料』その人気の秘密は高性能だけではない!?

ご質問をいただきました

最後にお客様からのご質問に対してお答えしていきます。
お客様からの質問は2つありました。

外壁塗装に掛かる大体の金額はどれくらい?
外壁塗装・屋根塗装の工事期間は何日?

①外壁塗装に掛かる大体の金額はどれくらい?

こちらに関してはお家によりますが、今回のお宅は建て坪約30坪でしたので大体80万~90万円程度となります。
お客様にもこのようにお伝えしました。

また、これからまだ相見積もりをする予定とのことでしたので、相場についても注意点を説明致しました。
安すぎる、高すぎる見積もりにはみなさんも注意してください。

関連記事:外壁塗装の見積依頼前に必ず読んでおきたい!『正しい見積書』とは

②外壁塗装・屋根塗装の工事期間は何日?

外壁・屋根塗装工事に掛かる日数は通常の戸建て住宅での講じですと大体10日前後です。
もちろん天候に左右されますので、長引く場合がありますので注意してください。

関連記事:外壁塗装に向かない気候・季節は知っておきましょう!

外壁塗装の現地調査まとめ

最後に今回のお客様のお住まいの情報をまとめます。

築年数 築20年以上、塗装経験なし
外壁・屋根材 外壁:サイディングボード
屋根:カラーベスト(スレート)
劣化症状 ・チョーキング現象
・サイディングボードの湾曲
・サイディングボードの割れ(釘、サッシ廻り)
・カビ・コケの繁殖
・破風板、幕板の塗膜剥離
・屋根の板金、スレート材の浮き(釘が抜けている可能性)

今回のお客様は20年以上も塗装工事をしていなかったこともあり、お住まいの劣化がかなり進んだ状態でした。
できることならすぐにでも塗装工事をすべき状態ですので、早期に外壁塗装業者を選んでお家を生まれ変わらせてもらえればと思います。

今この記事をお読みになっている方のなかには外壁塗装を考えているものの、分からないことが多すぎて一歩踏み出せない方もいらっしゃることでしょう。

現地調査がどのようなことをするのかを想像できれば少し不安が払しょくできるのではないかと考えてこちらの記事を書かせて頂きました。
是非参考にしていただいて、外壁塗装業者探しの役に立てることができればと思います。

また、当サイトでも外壁塗装・屋根塗装の現場調査のご依頼も随時お待ちしております。
もちろん無料で現地調査からお見積もりの提出までいたしますので、是非ご利用ください。

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