外壁塗装の寿命を延ばす2つの秘訣を教えます!

寿命を延ばす

外壁塗装を長持ちさせることは建物の寿命を延ばすことに繋がります。
元々、外壁塗装の目的は外壁の防水性を高めて建物を劣化から守ることです。

もし外壁塗装を怠ったり、手抜き工事をしてしまうと建物の防水性が低下してしまい、ゆくゆくは大規模改修が必要になる恐れがありますので、正しい外壁塗装を心がけましょう。

今回は、外壁塗装の寿命を延ばして、外壁に高い防水性を付与して建物の寿命の伸ばす方法ついて紹介していきます。

●外壁塗装で建物の寿命を延ばすためのポイント●

  • 防水効果
  • 下地処理

以上の2つに注目して読んでみて下さい。

外壁塗装の寿命を延ばすために必要なこと

外壁塗装は高い費用が掛かるものなので、可能なら外壁塗装の寿命を延ばしたいというのは自然な願いです。
外壁塗装の寿命が長くなればなるほど、外壁の塗り替えの時期は延びますし、それと共に住宅自体の寿命も延びることになります。
実は、外壁塗装の時に少し注意するだけで、塗装の寿命を延ばすことができるのです。

外壁塗装にも2種類の寿命があります。
外壁塗装の寿命、そしてお住まいの寿命を延ばすためにもこの2つの寿命を知っておく必要があります。

塗料の寿命

塗料の寿命はおおよそ決まっています。
例えばアクリル系塗料は4年から7年、ウレタン系が6年から10年、シリコン系が8年から15年、フッ素系は15年から20年といった具合です。

外壁材

さらに外壁材によっても寿命があります。
例えばモルタル素材は30年程度、サイディングは40年前後、ALCパネルであれば60年前後などです。

こうした塗料や外壁材による寿命も、外壁塗装の寿命を延ばすことによって長くすることが可能になります。

外壁塗装の寿命を延ばす方法はいくつかありますが、特に重要なのは防水効果を保たせること、下地処理を適切に行うこと、そして防水性に適した塗料を使うことです。

●まとめ●
種類によりますが30年以上はもつ外壁材の寿命を延ばすためには定期的な外壁塗装が必要です。
塗料のもつ防水効果で劣化が進む前に、丁寧な下地処理作業を行う外壁塗装業者に依頼しましょう!

防水効果のために外壁塗装は行われます!

そもそも外壁塗装は防水効果を高めるということも目的の一つです。
外壁はいつも風雨にさらされているため、常に浸食される危険があります。
しかも日が良く当たる壁であれば、紫外線の影響で防水効果が低下することもあります。

一方で日があまり当たらない壁は湿気によりカビやコケが生えてしまい、やはり防水機能が失われてしまうことがあるのです。
防水効果が低下すると家に与える影響は少なくありません。

防水効果が低下するとどうなる?

クラック補修前
まず、もっとも初期段階に現れるのがひび割れです。
外壁がモルタル素材であってもサイディングであっても、外壁塗装によって形成された塗膜が劣化すると外壁にクラックが生じます。
ヘアクラックと呼ばれる幅1mm以下のヒビであればあまり問題ありませんが、それ以上の名刺が入るくらいの幅の隙間になっている場合には注意が必要です。

クラックが生じた場合に表れる影響

クラックが引き起こす悪影響を段階を追ってみていきます。

防水効果の低下によってクラックが生じると、そこから雨水が侵入して壁内部の浸食が始まります。
外壁の内部には多くの場合鉄筋や鉄骨が使われているため、その部分に雨水が入り込めば鉄がで強度が急激に下がるのです。

外壁にコンクリートが使われている場合にも、防水効果が下がるとセメント成分が雨水によって腐食し壁が崩れたり、家が傾いたりする原因となります。

壁のヒビなどから雨水が侵入してきて家全体の防水効果が低下すると、その雨水が雨漏りとなって家の中に入ってきます。
つまり雨漏りは防水効果の低下がかなり進んでいる証拠であり、すぐに対策を講じる必要があるサインなのです。

雨漏りまで発生してしまうと雨水の侵入経路を特定するのも大変なので、かなりの工事費がかかります。
そこまで防水機能が失われてしまう前に外壁塗装によって防水効果を復活させたいところです。

●防水性のまとめ●
定期的に外壁塗装をすることで新たな塗膜ができますので、防水性が保たれます。
お住まいの寿命を長くするには外壁塗装で防水性を高めることが大切です。

下地処理を丁寧に行えば外壁塗装の寿命が延びる

外壁の防水効果を保たせるのに重要なのが下地処理です。
下地処理と一言で言ってもたくさんの工程があります。
この下地処理の工程一つ一つを丁寧に行えるかどうかが、防水効果をどれだけ長く保たせることができるかを左右します。

下地処理とは簡単に言えば、外壁塗装前に外壁の表面を整える作業です。

外壁塗装で行われる下地処理の手順

高圧洗浄

外壁高圧洗浄
まず行われるのは高圧洗浄です。
高圧洗浄機で外壁をきれいにするのですが、ホームセンターで売っているようなものではなく、エンジンで稼働する物が使われます。
水圧も80から150気圧くらいかかっていた方がよりきれいになります。
この高圧洗浄でほこりやコケなどはもちろん、チョーキングで出てきた顔料の粉なども徹底的に清掃しなければなりません。

塗膜剥がし

塗膜剥がし
続いて行われる下地処理が、劣化した塗膜をはがすという作業です。
もしこの下地処理の工程がしっかり行われないと、外壁塗装後に古い塗膜と新しく塗った塗膜が一緒に剥がれ落ちてしまうことになります。
もし高圧洗浄で落としきれない塗膜がある場合には工具を使って一つ一つ丁寧に落としていくのです。

クラック補修

クラック補修前
クラック補修後

さらに別の下地処理としてクラックの補修があります。
下地処理の中でも特に重要な作業です。
クラックをそのままにしておくと、雨水が侵入して外壁内部のセメントや金属を腐食させてしまうからです。
特にモルタル素材の外壁の場合には、クラックが振動や地震などによって急激に広がってしまう恐れがあるため、下地処理の段階で埋めておく必要があります。

サイディングに必要な下地処理

一方で外壁がサイディングの場合には、下地処理の際にシーリングの打ち増しや打ち直しが必要です。
シーリングは塗料とは異なり6年くらいで劣化してしまうので、ヒビが入っていないかなどを注意深くチェックするようにしましょう。

こうした下地処理の工程を終えて、初めて下塗りに入ります。
下塗りも下地処理の重要な工程の一部で、上塗りの塗料と外壁を密着させるために重要です。
下地処理に加えて、防水効果の高い塗料を使うことが大切になります。

防水効果の高い塗料=弾性塗料を使う

基本的に外壁塗装に使われる塗料で塗装をすると外壁の防水性を高める効果が期待できます。
防水目的で外壁塗装をするならば防水効果の高い塗料を使い、外壁塗装自体の寿命と外壁や家の寿命の両方を延ばすことができます。
防水効果の高い塗料というのは、壁にクラックが発生しても塗膜でそれを覆って雨水の侵入を防いでくれる弾性塗料(防水塗料)のことです。

一般的に外壁の防水効果を高める目的で用いられる塗料が弾性塗料です。
弾性塗料とは、その名前の通り弾性があり、乾燥しても伸縮する特徴があります。
弾性塗料を使うとモルタル素材の外壁に振動などによってクラックが発生しても、その分だけ伸びてクラックを覆い続けてくれます。
これはモルタル素材の外壁、コンクリート外壁に非常に効果的な塗料です。

弾性塗料の注意点:防水効果が望めない外壁材

一方でALCパネルやサイディングに使っても防水効果があまり得られません。
というのも、サイディングはそもそもヒビが入りにくく、通常の外壁塗装で高い防水性が得られるからです。
さらにサイディングの外壁に弾性塗料を使ってしまうと、熱を受けた時に塗膜が風船のように膨らんでしまいます。
シーリングの劣化を防ぐこともできないので、サイディングの防水効果を高めたい時には別の方法を探すようにしましょう。

●One Pint●
サイディング壁には弾性塗料は向きません。
サイディング壁は弾性塗料を避けて外壁塗装をしましょう。

弾性塗料の中でも伸び率がやや低い微弾性塗料もありますし、あまりにおいがしない水性塗料も販売されています。
どの塗料が自分の家に合った防水効果を発揮するのかを把握したうえで、業者に依頼するようにしましょう。

基本がしっかりしている業者を選んで塗装の寿命を延ばしましょう!

外壁塗装で防水効果を最大限得られるようにするためには、業者選びもとても重要です。
たくさんの外壁塗装業者がありますが、業者を選ぶ一つの基準は基本がしっかりできている業者を選ぶということです。

もちろんかかる費用や評判も大切ですが、下地処理の良し悪しが防水効果の高さを左右するので、いかに基本的な高圧洗浄や下塗りなどを丁寧にできるかが業者選びのポイントとなるでしょう。

業者を選ぶときには必ず複数の業者から見積もりを取るものですが、どのような下地処理をするのか、どんな道具を使うのかといった点を、依頼する前に確認することをお勧めします。
外壁塗装をできるだけ長期間保たせるためにも、時間をかけて塗装業者を選び、塗料の特徴を最大限引き出せるような塗装をしてもらうようにしましょう。