木部も忘れずに!外壁塗装をDIYで行うときの注意点

住いのメンテナンスをDIYで行うと、費用が節約できたり、ちょっとした思い出が増えたり、良いことが多い気がします。
そんなメリットを感じてか、外壁塗装をDIYでやろうとチャレンジする方も少なくありません。

ところで、そういう方たちに忘れられがちな部分があるのです。
外壁塗装をDIYで行ったら、その一環として行うべきなのに、忘れられてしまう部分とは、いったいどこなのでしょうか?

本日はそんな忘れられがちな「木部」の外壁塗装をDIYする際に役に立つ情報をお届けします。

この記事を読んで分かること
  • 外壁塗装をDIYで行うときに忘れがちな場所がある
  • 忘れがちな木部って、住いのどこにある?
  • 木部の外壁塗装をDIYで行う手順と注意

DIYで外壁塗装、隠れた木部も忘れずに

外壁塗装をDIYで行ったときに忘れがちな部分といえば、日本の住まいならではの特徴を持つ木でできた部分です。

外壁塗装は、外観の美しさを保つ役割とともに塗料によって作られる塗膜が住宅の内部構造を守る役割も果たしています。
塗料が果たす役割は、とても重要なのです。

ところがDIYで外壁塗装をすると、住いのちょっとしたところにある木部はついつい見落としてしまいます。
外壁塗装のプロである業者なら忘れるはずがないのに、素人だと見落としてしまうのは、なぜなのでしょうか?

忘れがちな木部がどこにあるのか

軒天

外壁塗装は、外壁塗装というからには、壁の部分さえ塗装すればOKと思ってしまいますよね?
ところが、よくよく住いを見渡してみると、壁とは異なる材料、木で造られた部分があります。
例えば、屋根の軒先の部分や、屋根の横にある厚みの部分といったところです。
普段意識することはないけれど、確かに見慣れた部分があるのです。

外壁塗装をDIYで行うなら、これら木部もしっかり塗装しなければなりません。

付帯部に木材が使われていることが多い

外壁全体に木材が使われているお住まいもありますが、基本的には外壁の一部に使われていることが多いです。

付帯部(外壁以外での中でも…

  • 軒天
  • 幕板
  • 破風板
  • 鼻隠し
  • ウッドデッキ

などが、木材を使っていることが多いので、DIYを始める前に素材をチェックしておきましょう。

木部をDIYで外壁塗装する際の注意点

軒天とは、屋根の下側の部分にある壁のことです。
屋根は、外壁から飛び出した形をしていますが、その屋根の裏の部分を指します。

破風板は、屋根の横の部分を覆う板、屋根に斜めに角度がついている方の部分を言います。
鼻隠しは、破風板と同様の板ですが、屋根の傾斜がある面、地面と水平になる方角の板を指します。

こうした場所は、特に築20年以上の住宅では、木材で作られていることが多いものです。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になっているのです。

木部はこまめなメンテナンス・塗装が必須

木部は、外壁以上に傷みやすい場所です。
自然素材である木材の性質上、乾燥や湿気に反応して伸び縮みしてしまいます。
この伸び縮みが木部に塗られた塗料の塗膜の存在を脅かします。

木材が呼吸することで塗膜も伸び縮みして負荷がかかり、塗膜にひび割れや傷が生じてしまうのです。

DIYで行う木部塗装のための塗料選び

木材には木材に適した塗料があります。
特に木目を活かすための塗料もあるので、メリットとデメリットを理解し、目的や可能なメンテナンスの頻度などと合わせて選びましょう。

ナチュラルな木目を活かす浸透タイプ塗料

木目を活かすなら、浸透タイプを選ぶのがおすすめです。
このタイプの塗料は、その名の通り、木の内部まで塗料が浸透するのが特徴です。
内部に塗膜を作るわけではないですが、内部まで浸透することで膨張などが防げます

また、塗膜ができないため、剥がれなどもありません。
しかし、耐久性は低く、3年を目安に塗装のし直しを検討する必要があります。

塗膜を作って耐久性を重視した造膜タイプ塗料

もう一方が、合成樹脂を主成分とした造膜タイプの塗料です。
木目は見えなくなりますが一般的な塗料と同様塗膜を作りますので、耐久性はより高くなります

また、撥水性や耐水性など、樹脂の種類や成分によってプラスαの効果が期待できます。
とはいえ、木材は呼吸していますので、塗膜にかかる負荷は高く、湿気や温度に反応しない物体に塗った塗料よりは早く劣化が進みます。
塗料に含まれる樹脂の種類にもよりますが、塗装の目安は2~5年となります。

DIYで行う木部塗装の手順とチェックポイント

DIYで外壁塗装を行い、その一環として木部の塗装を行う場合、通常の外壁塗装と同様の工程で行います。

※DIYで行う木部塗装の手順表

順番 作業項目 作業詳細
1 下地処理 サンドペーパーを使って古い塗膜を剥がしていきます。
旧塗膜が残らないよう隅々まで削り取りましょう。
2 養生 塗料が付いてはいけない箇所を保護します。
3 下塗り 玄関ドアの細かい箇所を先に塗ると全体をきれいに塗装出来ます。
4 中・上塗り 乾燥時間をしっかりと儲けましょう。

下地処理からスタート

木部の場合、前回使用している塗料によって下地の処理が変わります。

浸透タイプの塗料が前回使われていた場合、あまり神経質になる必要はありません。
浸透タイプの塗料は塗り重ねもできますし、剥がれなども起こりにくいため、塗膜の剥離(はくり)といった作業はほぼありません。

造膜タイプは、汚れを落とし、前回塗った塗膜が残っているようなら塗膜の除去も必要になります。
造膜タイプの塗料を使う場合、下地を整えることは、美しい塗膜につながりますので、下地処理をしっかり行う必要があります。

古い塗膜はサンドペーパーなどでしっかりと落とそう

古い塗膜はそのまま残していると、上から塗装をかけても古い塗膜ごと剥がれてしまい、早期の塗装の剥がれの原因となってしまいます。
その場合、サンドペーパーなどを使って古い塗膜を剥がす必要があります。

このような細やかで丁寧な作業が、木部塗装のDIYの成功の秘訣となります。
十分に注意して、古い塗膜をすべて取り除くようにしましょう。

それぞれの塗料に合わせた下塗り剤を使用

木部の塗装を行う際は塗料選びにも注意が必要です。
木部専用の塗料がありますので、外壁に使用する下塗り塗料のほかに揃えておきましょう。

複数回塗り重ねて塗料の機能を最大限発揮

外壁塗装は、3回塗りが基本です。
木部も同様で複数回塗ることで塗料の機能が最大限に発揮されるようになります。
DIYであれば余計にしっかりと塗装することが大切です。

浸透タイプの塗料は、木材にどんどん浸透していくので、上塗りも3回行うのが通常です。
造膜タイプは、境目など細かい部分から先に行い、全体的には2回塗装を行います。

木部の塗装も長持ちするプロの腕

DIYで外壁塗装を行うと、忘れがちな木部ですが、外壁塗装の業者に頼んだ場合、こうした部分もしっかりと含めて塗装してくれます。

プロの業者はココが違う!

塗装職人イラスト

プロの業者だからと言って素人とは違う、特別なやり方をしているというわけではありません。
ではなぜプロの業者が行う木部塗装は長持ちするのでしょうか。

答えは簡単で、漏れがなく木部全体に丁寧な作業ができるからです。

塗装作業に日頃から慣れ親しんでいる塗装職人は、木部の塗装手順や注意点が頭に叩き込まれています。
そのため失敗することもなく、塗膜がすぐ剥がれてしまう事もない仕上がりの塗装が可能です。

また、木部は木材の呼吸によって劣化が早く進むことも理解しているので、より長い耐久性や美しい仕上がりといったプロの対応を期待できます。
住いの木部は塗装の劣化が早く、その部分自体も傷みやすいので、最初からプロの任せてしまうのも良い選択といえそうです。

木部も忘れずDIYで外壁塗装まとめ

外壁塗装をDIYで行う場合、忘れがちなのが木部です。
普段から目にしているのに、いざ外壁塗装を行おうとすると忘れてしまう部分をチェックしておきましょう。

また、木部には適した塗料や塗料に応じた手順もあります。
せっかくDIYで外壁塗装を行う際には、忘れずに木部の塗装も行い、美しい外観と住いの内部構造を守りましょう。