屋根塗装のDIYの方法・手順とは?注意点も一緒に解説!

屋根塗装DIY

「ふとお住まいを見上げてみたらいつの間にか屋根の色が落ちていた、お金もかかるしDIYで屋根の塗装はできないかな」

このように考えてインターネットで屋根塗装のDIYの方法や手順を検索される方は意外と多いみたいです。

ですが、やはり屋根の上での作業になりますので、素人が行うには様々な注意点があります。
屋根塗装のDIYをする上での情報をまとめて見ていきましょう。

●Check Point●
こちらでは屋根塗装のDIYに関する情報を「準備編」「手順編」「注意編」に分けて紹介していきます。
この記事を参考にしながらお住まいの屋根塗装を始めてみましょう。

屋根塗装のDIYの方法・手順 ~準備編~

それでは屋根塗装のDIYを始める前に知っておくべきことをお伝えしていきます。
屋根塗装を始めるには道具・材料を揃える必要があります。

DIYを始める前に事前に用意するもの

実際にご自分で屋根塗装をするにあたって揃えるものを紹介します。

屋根塗装の道具

  価格 備考
ローラー 500~10,000円 扱いやすい中毛ローラーがおすすめです
刷毛 500~10,000円 100円ショップなどの安価な万能刷毛は避けましょう
高圧洗浄機 10,000円~100,000円以上 ピンキリですが電動式のものを揃えると良いでしょう
マスキングテープ,ポリシート 25,000円程度 屋根周辺だけでなく家の周りの保護したい箇所が保護できるようにします。
ヘルメット 10,000円以内 万が一に備えるのも大切です
安全帯 10,000~15,000円程度 落下を防ぐためにも必ず揃えてください
足場代 100,000円~ 足場業者に設置を依頼します

ここで注意したいのが「足場」に関してです。
足場を設置するには資格が必要となります。
高所作業となる屋根塗装において、足場は欠かせませんので足場業者からレンタルして設置してもらう必要があります。

塗料はシリコン塗料以上のグレード

屋根塗装のDIYでは以下の材料を揃えましょう。

屋根塗装の材料

  価格 備考
下塗り塗料  30,000~50,000円程度 シーラーを選ぶと間違いないでしょう
中・上塗り塗料 50,000~100,000円程度 シリコン以上のグレードを選びましょう
コーキング(シーリング材) ~1,000円 変成シリコンのものを選びましょう

下塗り塗料には大きく分けて「シーラー」と「フィラー」という種類があります。
「フィラー」は弾力性があり、モルタル壁の外壁塗装によく使われる塗料ですので、屋根塗装にはあまり向いておりませんので、「シーラー」から選ぶと良いでしょう。

中・上塗り塗料は多くの種類がありますが、シリコン塗料やラジカル塗料といわれる費用対効果の高い塗料を選ぶようにしましょう。
アクリル系やウレタン系の塗料は価格は安いのですが、耐久性が低いので費用対効果が良くありません。

コーキング(シーリング)材は屋根の破損部分を補修する際に必要となります。
屋根のスレート材の破損部分やトタンの穴の補修が必要な場合には用意しましょう。

安全対策は万全にする

業者に依頼するよりも掛かる費用が安く済むのが大変魅力的な屋根塗装のDIYですが、高所作業ですので危険が伴います。

プロの屋根塗装業者でも落下事故が起きてしまうものですので、素人はより気を付けなければなりません。
落下防止のための安全帯の用意と、万が一発生してしまった場合にあなたを守るヘルメットの用意を怠ってはいけません。

大前提として、DIYをした結果、取り返しのつかない事故に遭ってしまわないように最善の注意を払って作業に臨みましょう。

あまり高所作業に自信が無いようでしたら屋根塗装業者に相談しましょう。

屋根塗装のDIYの方法・手順 ~手順編~

さて、いよいよ実際に屋根塗装のDIYを行うにあたっての手順と作業方法を紹介していきます。

屋根材の種類によっては若干作業手順が変わりますが、基本的な流れは一緒ですのでまずは下記の表を参考にしてください。

基本的な屋根塗装の工事の手順を確認しましょう

作業手順 作業内容
足場設置 足場業者に依頼します。
屋根の洗浄 家庭用高圧洗浄機を使って隅々まで丁寧に洗浄します。
養生 塗料が付着してはいけない箇所を保護します。
下地処理 サビや汚れをヤスリ等で落とす「ケレン作業」、「コーキング材」を使って屋根材の補修を行います。
下地処理が十分でないと塗料の早期剥離が起きてしまいます。
下塗り 塗りムラや塗り残しのないように下塗り塗料を塗布していきます
(タスペーサー挿入) スレート屋根の場合に「縁切り」作業の代わりに行います。
この場合、タスペーサーの準備が必要となります。
中塗り 上塗りと同じ塗料を使いますが、塗り残し防止のために少し色が違うものを使うのも良いでしょう。
上塗り 外壁塗装の仕上げの作業です。
ここで丁寧に塗らないと色ムラが気になる仕上がりとなってしまいます。
(縁切り) スレート屋根でタスペーサーを使用ない場合に行います。
へらなどを使って、スレート板の隙間を空けていきます。
養生取り 養生を取って仕上がりを確かめます。
手直しが必要であれば足場があるうちに行います。
足場解体 業者に足場を解体してもらい、完成です。

屋根塗装のDIYは上の通りの手順で進めていきましょう。
こちらの表では作業の進める手順は確認できますが、作業方法が分からないかと思いますので、作業手順の項目からピックアップして詳細をまとめていきます。

屋根の洗浄

高圧洗浄機はそれだけでも威力を発揮しますが、洗剤を併せて使うことでさらに洗浄力を高めることが出来ます。
洗浄完了後は、必ず「完全に乾燥」させてから次の手順に進んでください。

養生

塗料は予想以上に飛散します。
お住まいの周辺の汚したくない箇所や車、植木などはポリシートをかぶせて保護しましょう。

下地処理

屋根塗装において最も重要となる作業です。
ケレン作業でサビや汚れを落として、塗装面の状態を整えます。
塗料に不純物が混じってしまわないように最新の注意を払いましょう。

塗装作業

まずは刷毛を使用してローラーでは塗りにくい箇所の塗装を済ませます。
刷毛の作業が終わったら、ローラーで塗り漏れが無いように一気に仕上げましょう。

屋根塗装のDIYの方法・手順 ~注意編~

ここまでは屋根塗装を自分でDIYする際に参考としてほしい手順についてをお伝えしてきました。
屋根塗装は特別な技術を必要とはしませんが、丁寧な作業が求められます。

次からは屋根塗装のDIYを始める前に必ず知っておきたい注意点についてまとめていきます。

三回塗りは必ず行うこと!:屋根塗装のDIYの注意点

インターネット上には実際に屋根塗装を自分でDIYした人のブログがいくつも上がっています。
実際にDIYした人の体験談はこれから自分でやる人にとっては非常に心強いものですが、どうやらすべてが参考になるとはいいがたいみたいです。

ブログを読んでいくと塗装作業を二回塗りしか行っていないものもありました。
塗料の仕様をしっかりと理解していない方の例です。

塗料の中には一回塗りですべて賄えるものもあるのですが、耐久力がまったく異なります。

下塗り、中塗り、上塗りと塗装作業を重ねることで本来の機能が発揮できますので、必ず三回塗りを守るようにしましょう。

十分に乾燥させる:屋根塗装のDIYの注意点

素人にありがちな失敗が、十分な乾燥期間を設けなかったことによる早期の塗膜剥離(はくり)です。
屋根塗装では各作業の間に乾燥期間が必要となります。

「高圧洗浄」、「コーキング補修」、「下塗り」、「中塗り」、とこれらの作業のあとにはしっかりと乾燥できる時間を置くようにしましょう。

乾燥が不十分ですと塗料やコーキング材に不純物が混ざり、密着力の低下につながります。
もちろん、作業を予定していた前日に雨が降った場合も作業面が濡れてしまいますので、予定を変更するかしっかりと乾いてから作業をしましょう。

安全面には気を付ける:屋根塗装のDIYの注意点

重ねてにはなりますが、屋根塗装のDIYをするうえで一番気を付けなければならないのが「安全の確保」です。

屋根塗装は高所での作業になりますので安全帯やヘルメット、作業靴といった万が一の事故に対する準備を怠ってはいけません。

塗装作業を仕事にしている職人さんでも毎年落下事故は発生しております。
屋根塗装の費用を抑えようとして重大な事故を起こしてしまうなんて冗談でも笑えませんので、屋根塗装のDIYを行う場合には最新の注意を払いましょう。

費用対効果を考える:屋根塗装のDIYの注意点

大半の方は屋根塗装に掛かる費用を抑えたいとの思いから屋根塗装のDIYを考え始めたのではないでしょうか。

そこで、屋根塗装をDIYで行った場合にどれくらい費用を抑えられるのか、費用対効果はどうなのかを、業者に依頼した場合と比べてみましょう。

  DIY 備考 業者
足場代 150,000円 足場代は同額 150,000円
屋根塗装作業費用 50,000円 人件費分が浮く 250,000円
作業日数 3か月程度 作業時間の確保が難しい 7日前後

今回比較するのはスレート屋根100㎡で三回塗りの一般的な屋根塗装作業です。

足場代は共通して必要となりますが、塗装作業に掛かる費用に違いが出てきます。
DIYでは塗料その他もろもろ掛かる費用だけですが、業者に依頼する場合は大体200,000円くらいの費用が掛かります。

作業開始から完了までに掛かる日数は、業者に依頼すると大体一週間から10日程度で終わるところ、DIYですと作業時間はやはり休日でしか確保できないことから長期間にわたることになります。

急な予定や体調が崩れたり、また天候にも左右されますので3か月程度は掛かると考えておいてください。

屋根塗装をDIYですることで20万円程度の費用を抑えることができますが、掛かる日数や素人の作業による品質低下、再塗装の可能性を考えますとあまりおすすめはできません。

屋根塗装のDIYのまとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はご自分で屋根塗装のDIYを行う場合の手順や注意点をまとめてきました。

結果としては費用対効果を考えますとあまり強くおすすめできるものではありません。
しかしながら、まとまった費用が必要となる屋根塗装が安くなることは魅力的でもあります。

もし現在屋根塗装のDIYを検討中でお悩みの方は業者に相談してみるといいでしょう。
私たち楽々ペイントでも屋根塗装に関するご相談を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。